見つめて。みとめて。

= File1=
prologue 
少女の承認欲求

こうなりたいと、
こうゆう存在でいたいと
そんな理想の少女と現実のわたしを
幾度となく重ねては量産される劣等感。

社会における自分の存在とかその価値を
わたしが1番分からない。
いやあるんだろうけどそれは認めたくない。

わたしが1番、本当のわたしを
知らないんだろうけど。そんなのどうでもいい。
別にそれわたしじゃない...

でもそう求められてるんであれば
そうゆう自分でもいたい。
いや、その価値すらなくなるのは怖い。

欠乏欲求と成長欲求を往復する
タチの悪い感情。

それが承認欲求。
それを満たしたいで溢れて止まない。

……………………………………………………………


cut1


日曜夕方5時過ぎ

子供の声と引き換えに
公園で楽しい時間の終わりを知らせる
寂しい音が響くそんな時間。

自分を満たすものは自分でしか作れないんだと
タチの悪い自分のアーティスティックな
一面を根拠もなく信じ出して。

その5秒後に
それすらできない自分に気づいて
近しいアーティスティックな生産物に
この心を委ねてみる。

一定間隔で流れる
興味のない他人のストーリーで
意味もなく充電を減らしながら
あぁ。やっぱり違うんだよなって
なにがとか考えるつもりなく寝る。

好きな音楽を聴いてる時も
紅茶を飲みながら雑誌をよんでる時も
パソコンと向かい合ってる時だって
生産されるそんな感情を
消す方法なんてもちろん知らない。

一体なにに飢えてるんだろう。
なにが満たされないんだろう。


絶対的な憧れは頭に何百回、何千回も描いたのに
それがなんなのか言語化なんてできなくて。
語彙力とかそんな問題じゃなくて。

簡単に言うとしんどくなる。

残るものは捨て場所に困る
まとまるって書いてあるのに
まとまらない消しゴムのカスみたいなもの。

そんな存在の塊がわたしなのかと
考えては笑えてきて
つまり永遠にモヤモヤする。

〇〇が向いてるよ!
だって貴方のこうゆう部分ってすごいもん。

そんなお褒めの言葉も慰めに聞こえる
自分ってどうしようもない。

1度描いてしまった憧れのわたし
その存在の尊さを
日常の何気ない会話で叩きつけられる。

それでもやっぱり自分のことは大切で、
葛藤は溢れ出すくらい大きいのに、
人に全部を見せ切ることはできない。

どこかでやっぱり面を気にして取り繕って、
醜い姿は隠したいから
他人からお墨付きをもらったわたしでいてしまう。

散々嫌だと思ってきたくせに、
その〇〇な部分がなくなるのはもっと嫌だ、
怠けたら終わりだと
本来戦うところではないプライドと戦い始めて
そのままでいいんだよという言葉に涙する。
1mlも水は出ないけど。

そんな自分に仕方ないと
声をかけては時間が過ぎて
それに気づいては、またどうしようもなくなる。


……………………………………………………………
cut2
きっと

わたしが求めているのは
他人からのいいねじゃない。

友達からの大丈夫でも
先輩からのよくできましたでもなくて。

理想なのか幻想なのかわからない
わたしが作り上げた少女Aからのいいね。

超スーパーハイスペック美少女Aからの。

そんな存在どこにいるの?と
そうなれる場所って存在するの?って
横にいる人は簡単に言えてしまうような
都合よく描いた幻想の世界の主人公なんだけど
絶対に捨てられないし捨てたくない。

だってその子こそが本当のわたしでしょ?

何度も何度も重ねた結果そう思えてきて
そうして幻想の少女を生きる。

もちろんその少女を知ってるのは
少ない何人かの友達と呼べる人間と私だけで
言ってないんだから仕方がないんだけど、
社会は都合よくは受け入れてくれなくて。

こうなりたいのに足りてない。ってゆう
劣等感をその他大勢は知る由もないし

環境が変わったって時間があったって
そうなれる保証がないのはわかってるんだけど
ないものをねだることしかできなくて。
今の私には、わたしをいいねできない。


だから


わたしが認められるわたしの存在価値を
先に貴方が見抜いてくれませんか?
みとめてくれませんか?

割と切実にそう願ってる。
そうしてくれれば少女Aに
近づくんじゃないかとも思ってる。

自分すら認めていないわたしですけど
もっと見てほしいし認めてほしいんです。
あわよくばそうだね。
理想のわたしになれる場所まで導いて欲しい。

わたしが決めたわたしのアイデンティティが
尊重される場所を用意してよ。って。

溢れても溢れても消えないそんな
少女を支配する欲求。

くだらないけどこれがないと生きていけない。
これこそが少女の活力だから。

だから
見つめて。みとめて。



From.M

momo

The irony is the girl's justice 皮肉こそが少女の正義

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