少女の終わりに皮肉を込めて

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prologue 
現実少女の終わりと虚像少女の始まり

少女とは

感情のままに生きれる唯一無二の時間だ
なんでもないことを運命かもと笑って
過ごしたかと思えば
この世で1番不幸なのは私だと泣いて
過ごせる都合のいい時間

少女時代を終えたものだけが残酷にも
あの時間が少女だったのだと刻まれる
本当に少女であるならば
少女であることを意識なんてしない。

cut1

わたしは不健康だと思う。
そして腐敗してる。

何もない日は体にまかせて目を閉じる。
そして眠りから覚めてもこれと言ったことは
何もしない。積まれた洗濯物をしまおうとして崩れて嫌になって布団に戻る。

あ。親に怒られるのも分かってる
決まってセリフは
やれって言ったでしょ
たまに家族の分を畳んで置くと
ママこうゆうのが1番嬉しい

うん、わたしの充実はこの感じ。

お金を払って体験を買うよりも満たされる。お母さんに甘えながら今日もまた目を瞑る。
成長なんて時たまに営業しに外に出た時にまとめて吸収してくればいい。

あー日々成長なんて言葉
わたしにはごめんって感じ。

でも欲望と忙しなさに埋もれる恐怖心と皮肉から何もしないを選択してきたつもりなだけ。わたしの好き勝手にやってる感を演出したいだけ。

わたしの、わたしなら、わたしなんて。

支配されてる前提での逃避行為。
長さのわからないリードつけられて暴れる
猫になりたい犬。

効率主義とかなんとか自分が納得するような言葉掲げちゃって、なんだかんだでポイント抑えて中途半端に頑張っちゃった。

すんごい勉強したのに全然勉強してないよ
って言うちょっとカッコつけながらも
絶対的な保険をかけるあれ。

我ながらダサい。都合よすぎ。
でもどれもこれも嘘ではない。
前者も後者もありのまま。
多分この先もこうやって生きれるもんなら
生きていきたい。
優等生にも劣等生にも何者にもなりきれず。

わんわん。

あぁこれがわたしの青春。
過去の話

そしてその行為がなんとなく許された青春も
3月16日を持って終わった。

何もしないこそが充実であるはずのわたしは
就職先を決め卒制を終え単位を取得し
そして卒業した。

この日を持って社会的な少女から卒業することは入学した時から決まっていて
少女である寿命をカウントダウンしながら
過ごした4年間。

そして焦る。どうする?え。
急に。追い出されたんだけど。

最後に誰かが前触れもなく私の場所を奪ったかのように都合よく演じきってゴールイン。
不明確だった私の少女像が明確になった。


そんなこんなで
あの時間が少女だったのかと刻まれた日に
不健康なブログを健康な気持ちで書きたくなった。

不健康なブログ=キラキラしてないブログ

健康な気持ちってのは
別に病んでねぇよって話。
ただちょっとドラマとか映画とか本の主人公かのように浸りたくなる人種なだけ。

不幸ぶりたい時に書くブログ。
深夜に取り残された人が見るブログ
だるいなって感情にうなづいて欲しいし
うなづきたい無気力さの背比べができる場所
そして絶対的少女でいられる場所。

大人になることを知らないわけじゃない。
私の少女像は永遠に憧れになった。
全部知ってる。分かってる。
ただいつでも逃げ出せる場所を残してるかのように自分の中の反骨精神に縋りたい。

だからこの場に委託する。

そもそも自分の中で留めておけばいいものを
わざわざ人が好き勝手に見れる場所に吐き出す行為って最高にエモいですよね。

そんな場所であらゆる人を敵に回す可能性があるリスクを追いながら行う自己表現。

自分でリアルを切り取って編集して作った
虚像を堂々と魅せる行為。
パラレルワールドの創作。

ここでなら絶対的少女でいられるに違いない
文才なんてしらん。書こう。

そしてこのブログは大学時代最も薄過ぎて濃い話を交わしてきた少女Sへの報告書でもある

もはやこの人が読んでくれれば満足。
この人に今更キラキラした日常を魅せる
必要はない。それはこれからも。

From.M

momo

The irony is the girl's justice 皮肉こそが少女の正義

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